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AIデータセンター|決算資料で語った企業リストと注目の1社

  • 決算テーマスコープ
  • 9 時間前
  • 読了時間: 3分

生成AIの普及に伴うデータセンター投資の拡大は、いまや半導体製造装置から通信インフラ、ITサービスまで幅広い業種の決算説明資料で語られるテーマになっています。ソフトバンクグループのように具体的な建設計画や電力確保策を説明する企業もあれば、需要拡大を業績牽引の柱として位置づける半導体装置メーカーもあり、言及の広がりと深さは業種によって様々です。今回は決算資料をもとに「AIデータセンター」というテーマへの言及度を整理し、代表銘柄としてディスコの決算説明資料を詳しく読み解きます。

言及企業リスト

【L3:事業の柱として言及】

  • ディスコ(6146):生成AI向け装置出荷が業績を牽引する柱と位置づけられており、FY26の見通しでも「生成AI関連を中心に設備投資意欲は引き続き堅調」とAI関連投資の継続を明記しています。

  • SBG(9984):仏国で5GW、米オハイオ州で10GW、米テキサス州などでAIデータセンターの構築を進めており、投資額や電力確保策について具体的な説明があります。

  • アドテスト(6857):AI関連半導体の需要拡大を業績牽引要因として挙げ、テスタ市場の予想を大幅に上方修正しています。

  • 東エレク(8035):AIデータセンター向け需要をWFE(半導体製造装置)市場成長の柱と位置づけ、市場規模の見通しも提示しています。

【L2:具体性のある言及】

  • 富士通(6702):海外(欧州)でデータセンター関連の複数年契約の大型更新案件を受注したと具体的に言及しています。

  • 日立(6501):AI・データセンター向けの新製品や協業について触れ、需要拡大による受注好調を具体的に説明しています。

注目の1社: ディスコ

代表銘柄として、ディスコが2026年4月22日に公表した「2025年度 第4四半期 決算説明資料」を確認しました。

まず通期の業績面では、FY2025(2025年度)の売上高は4,369億円(前年3,933億円)、営業利益は1,850億円(前年1,668億円)、GP率(粗利率)は42.3%と、いずれも過去最高を更新しています。資料では四半期の出荷動向について「生成AI向けを中心に、IC向けの増加が全体を押し上げた」とし、前年同期比でも「旺盛な生成AI需要を背景にIC向けが伸長」と説明されています。ダイサ(切削装置)についても「生成AIおよびOSAT向けを中心にIC向けが増加」と、精密加工装置の複数カテゴリーでAI関連需要が伸びをけん引した構図が読み取れます。

次に2026年度の見通しについては、「2026年度 今後の見通しと取り組み」と題したスライドで、「生成AI関連を中心に設備投資意欲は引き続き堅調」との見方を示した上で、「高付加価値製品の出荷が継続する見通し」「AI以外の用途の需要動向も注視」と、AI需要への依存度とその裏側でのリスク認識の両方に触れています。また「先端パッケージ技術は用途拡大および本格立ち上がりに期待」とも述べており、AI向け半導体で採用が広がる先端パッケージング分野への期待も示されています。

設備投資面では、FY2025の設備投資(CAPEX)は341億円、R&D投資は327億円と、いずれも積極的な水準を維持しており、「Fab Important戦略のもと、積極的な設備投資を継続」(羽田R&Dセンター新棟、広島事業所郷原工場ほか)という記載から、AI関連需要の取り込みに向けた生産能力増強が続いていることがうかがえます。

編集後記

半導体製造装置からデータセンター建設、通信インフラまで、AIデータセンターというテーマは業種を横断して決算資料に登場するようになってきました。ディスコの資料からは、生成AI向け需要が実際の出荷増加として業績に表れている様子が確認できます。一方で「AI以外の用途の需要動向も注視」という記載もあり、単一テーマへの依存リスクも各社が意識している点は留意しておきたいところです。

全銘柄×テーマの判定データは 決算テーマスコープ( https://www.kessan-scope.com )で検索できます。

※本記事は上場企業が公表した決算説明資料の記載を整理したものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

 
 
 

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