ヤガミ(7488) 2027年4月期第1四半期決算解説 増収減益、通期計画は据置き
ヤガミ(7488)
2027年4月期 第1四半期|売上高 24億53百万円(前年比 +1.2%)/営業利益 4億26百万円(前年比 △8.2%)/純利益 3億12百万円(前年比 △4.2%)|通期進捗 売上高21.3%/営業利益19.6%/純利益21.2%|据置き
業績サマリー
売上高:24億53百万円(前年同期比1.2%増)
営業利益:4億26百万円(同8.2%減)
経常利益:4億46百万円(同6.6%減)
親会社株主に帰属する四半期純利益:3億12百万円(同4.2%減)
通期計画に対する進捗率:売上高21.3%、営業利益19.6%、純利益21.2%(今回開示数値から編集部算出)
決算のポイント
今四半期は増収減益という結果になりました。会社は要因について、国内の半導体製造装置向け需要が引き続き好調に推移し産業用機器の販売が伸長した一方、学校向け施設設備機器や滅菌機の販売が「前年同期を下回った」ことを挙げています。セグメント別に見ると、理科学機器設備は学校校舎改修工事の工期進捗の影響で実習台・収納戸棚類の納入が減少し、国内向け滅菌機販売も伸び悩んだ結果、売上高9億69百万円(前年同期比10.3%減)、セグメント利益1億4百万円(同35.6%減)と大きく落ち込みました。保健医科機器はAEDの売上が新規案件獲得や買い替え需要により好調に推移したものの、学校向け保健室設備備品の販売減少が響き、売上高7億57百万円(同7.2%増)、セグメント利益1億53百万円(同1.2%減)となりました。産業用機器は半導体製造装置向けの国内設備投資が活発に推移し、保温・加熱用電気ヒーターや環境試験装置の販売が好調で、売上高7億27百万円(同14.1%増)、セグメント利益1億87百万円(同17.7%増)と3セグメント中唯一の増収増益となっています。財政状態については、総資産が前期末比8億95百万円減少し171億80百万円となりました。これは現金及び預金の減少や電子記録債権の減少などによるもので、自己資本比率は78.1%となっています。
見通しとリスク
会社は2026年5月29日に発表した第2四半期累計期間および通期の業績予想について、「現時点において変更ありません」としており、通期計画(売上高115億円、営業利益21億70百万円、純利益14億70百万円)は据え置かれています。年間配当予想についても直近公表からの修正はなく、期末145円00銭を含む年間280円00銭の予想が維持されています。決算短信内には具体的なリスク要因の記載はありませんが、学校向け設備・機器分野の需要動向や半導体関連設備投資の継続性が今後の業績を左右する可能性があります。
論点
産業用機器セグメントの伸びが全体の増収を支えた一方、主力の理科学機器設備セグメントの落ち込みが利益率を押し下げた形です。通期計画は据え置かれていますが、第1四半期時点の進捗率は売上高・利益とも計画の期首均等配分(25%)をやや下回る水準にあり、学校向け案件の工期進捗など今後の回復ペースが注目されます。
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